戦国武将も鹿革を使っていた?実はすごい、日本と鹿革の歴史

鹿の後ろ姿

こんにちは!

天然エゾ鹿革のLEATHERECTIONです。

 

 

 

今日は、少しだけ昔の日本へタイムスリップしてみたいと思います。

 

皆さんは、

「鹿革が戦国時代の武具にも使われていた」

ということをご存じでしょうか?

 

 

鹿革は、現代になって注目された素材ではありません。

 

ところが鹿革の歴史をたどってみると、

戦国時代には武具にも使われ、日本人の暮らしと長く関わってきており

私たち日本人との付き合いは想像以上に古いのです。

 

しかも、鹿革を使っていたのは一般の人々だけではありません。

 

なぜ、数ある素材の中から鹿革だったのでしょう。

今回は、戦国武将と鹿革、そして日本に受け継がれてきた鹿革文化についてお話しします。

 

戦国時代、鹿革は武具にも使われていた

鹿角兜

「ディアスキン」という言葉を聞くと、どこか現代的な高級レザーを想像するかもしれません。

 

ですが、日本における鹿革利用の歴史は、ずっと昔までさかのぼります。

 

現在の山梨県が公開している甲州印伝の資料でも、日本では古くから鹿革を加工する文化があり、武具や馬具、袋物など、さまざまなものに利用されてきたことが紹介されています。

 

つまり鹿革は、現代になって突然その価値が発見された素材ではなく、

昔の日本人も、鹿革の特徴を知り、暮らしの中で活用していた

 

・・・そう考えると、

なんだか鹿革を見る目が少し変わりませんか?

 

 

そして、鹿革の歴史の中でも特に面白いのが戦国時代です。

 

山梨県が紹介する甲州印伝の歴史によると、

鹿革は手に馴染む柔軟性と強度を備えていることから武具にも使われていました。

 

戦国時代には「燻(ふすべ)」や「更紗(さらさ)」といった技法を使った革が、鎧や兜などにも用いられていたとされています。

 

戦国時代の甲冑というと、

鉄。

重い鎧。

大きな兜。

そんなイメージがありますよね?

 

もちろん、身を守るためには金属が重要です。

しかし甲冑は、鉄だけで作られていたわけではありません。

 

革や布、紐など、さまざまな素材を組み合わせながら作られていました。

そこに鹿革も活用されていたのです。

 

なぜ武具に鹿革が選ばれたのか

エイジング

ここで気になるのが、

「なぜ鹿革だったの?」ということ。

 

山梨県の甲州印伝に関する資料では、鹿革について、

柔らかい。

丈夫。

軽い。

そして手に馴染む。

といった特徴が紹介されています。

 

これ、どこかで聞いたことがありませんか?

 

・・・そうです。

現代でも私たちが鹿革の魅力としてお伝えしている特徴です!

 

時代は大きく変わりましたが、

素材そのものが持っている良さは変わっていないんですよね。

 

戦国時代の人々が現代のような数値で素材を分析していたわけではないでしょう。

 

それでも実際に触れ、加工し、使う中で、

「この革は柔らかい。」

「丈夫だ。」

「扱いやすい。」

と感じていたのではないでしょうか。

そう考えると、とても面白いものです。

 

戦国の武具から、江戸の暮らしへ

鹿革

戦乱の時代が終わると、鹿革の使われ方も変化していきます。

 

江戸時代になると、革製品は武具だけではなく、

人々の暮らしの中へさらに広がっていきました。

 

鹿革を使った巾着や銭入れ、

下駄の鼻緒、煙草入れなど、日用品にも使われるようになっていきます。

 

 

つまり、

「戦うための革」から「暮らしを支える革」へ。

 

時代の変化とともに、鹿革も使われる場所を変えていったのです。

 

でも、選ばれ続けた理由には、

やはり素材そのものの使いやすさがあったのではないかと思います。

 

鹿革はバッグや財布、ネクタイへ

Two men in brown business jackets and ties, posed side by side in a split-screen image.

時代はさらに進み、現代。

 

鹿革はもう戦場で使われる素材ではありません。

でも、その魅力は今も受け継がれています。

 

・財布

・カードケース

・バッグ

・サコッシュ

・革小物

・ネクタイ

 

形は大きく変わりつつも私たちの身近にあります。

 

私たちが鹿革を選ぶ理由は、

何百年も前の人々が感じていた魅力と意外なほど共通しています。

 

軽いこと。

柔らかいこと。

丈夫であること。

そして、

使うほど自分に馴染んでいくこと。

 

素材の良さというのは、時代が変わっても変わらないものなのかもしれません。

 

北海道のエゾ鹿革へ受け継がれる新しいものづくり

LEATHERECTIONで使用しているのは、北海道産の天然エゾ鹿革です。

 

現代の北海道では、エゾ鹿と人間がどのように共生していくのかという課題があります。

捕獲されたエゾ鹿の命を、食肉だけでなく、皮まで大切な資源として活かしていく。

そして、長く使える製品へと生まれ変わらせる。

 

これは、私たちが大切にしている考え方の一つです。

 

戦国時代と現代では、鹿革を使う目的も、暮らしも、ものづくりの技術も違います。

それでも、

「いただいた素材を活かし、役立つものへ変える」

という部分には、どこか共通するものを感じます。

 

古い素材だからこそ新しく感じる

一枚革のネクタイ

鹿革の歴史を知ると、不思議な感覚になります。

 

何百年も昔から使われている素材なのに、実際に触れてみると新鮮。

 

「革なのに、こんなに柔らかいんだ。」

「思っていたより軽い。」

 

初めて鹿革を手にした方から、そんな感想をいただくことがあります。

 

昔から存在しているのに、今の私たちにとっては新しい。

そこが鹿革の面白さなのかもしれません。

 

鹿革は、流行によって生まれた素材ではありません。

長い時間を超えて使い続けられてきた素材です。

 

そう考えると、一つの鹿革製品を長く使うことにも

また違った魅力を感じられるのではないでしょうか。

 

最後に

Assorted leather belts in brown, blue, black, and tan laid on a dark wooden table.
戦国武将の時代にも鹿革は武具などに使われていました

その背景には、鹿革が持つ柔らかさや強度、軽さといった特徴があります。

 

やがて時代が変わると、

鹿革は武具だけではなく、

巾着や銭入れなど人々の日用品にも使われるようになりました。

 

そして現代では、バッグや財布、カードケース、ネクタイなどへ。

 

使われるものは変わっても、鹿革そのものの魅力は変わりません。

 

柔らかく。

軽く。

丈夫で。

使うほど馴染んでいく。

 

 

私たちが今「鹿革っていいな」と感じる理由を、

何百年も前の日本人も感じていたのかもしれません。

 

LEATHERECTIONでは、北海道のエゾ鹿からいただいた革を

現代の暮らしに寄り添う製品へと仕立てています。

 

戦国の武具から、現代のバッグや財布、そしてネクタイへ。

 

形を変えながら受け継がれてきた日本と鹿革の長い関係。

そんな歴史にも少し想いを馳せながら、エゾ鹿革を手に取っていただけたら嬉しいです。

 

 

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