牛革と鹿革、何が違う?触ってわかる“やわらかさ”だけじゃない違い

北海道天然エゾ鹿革ネクタイ 15

こんにちは!

天然エゾ鹿革のLEATHERECTIONです。

 

 

革製品を探していると、いろいろな革の名前を目にしますよね。

 

牛革、馬革、豚革、羊革

そして、鹿革。

 

その中でも、私たちにとって一番馴染み深いのは、

やはり「牛革」ではないでしょうか。

 

財布やバッグ、革靴、ベルト。

 

身の回りを見渡してみると、牛革を使った製品はたくさんあります。

 

では、

「牛革と鹿革って、何が違うの?」

と聞かれたら、皆さんは答えられるでしょうか。

 

「鹿革の方が柔らかい?」

「鹿革は珍しい?」

 

なんとなくイメージはあっても、

実際の違いまでは知らないという方も多いと思います。

 

どちらが上、どちらが下というお話ではありません。

革には、それぞれ個性があります。

 

その違いを知ると、自分が革製品を選ぶときの基準も少し変わってくるかもしれません。

 

そこで今回は、牛革と鹿革の違いについてお話しします。

 

牛革も鹿革も「本革」です

基本的なところから見てみましょう。

 

牛革も鹿革も、動物の皮を鞣して作られる天然皮革です。

 

英語では、

牛革は「cowhide」など、

鹿革は「deerskin」と呼ばれます。

 

どちらもバッグや財布、衣類、小物などに使われる革ですが、

元となる動物が違うため、革の性質にも違いがあります。

 

さらに同じ牛革でも、年齢や部位、鞣し方、仕上げ方法などによって質感は変わります。

 

これは、鹿革も同様です。

 

そのため、

「牛革なら全部硬い」

「鹿革なら全部同じ柔らかさ」

というわけではありません。

 

それを前提に、それぞれの代表的な特徴を比べてみましょう。

 

触った瞬間に感じやすい「柔らかさ」

鹿革を初めて触った方が、まず驚かれるのが柔らかさです。

 

「えっ、これ革なんですか?」

と言われることもあります。

 

一般的な牛革製品には、しっかりとしたハリやコシを感じられるものが多くあり

バッグやベルト、革靴など、形をきれいに保ちたい製品にも牛革はよく使われています。

 

一方の鹿革は、非常にしなやか。

 

手で握ったときにも硬さを感じにくく、身体や手の動きに馴染みやすいのが魅力です。

 

財布やカードケースなど、毎日のように触れるものでは、この柔らかさが使い心地につながります。

「革らしい重厚感」より、「革なのに柔らかい」という感覚。

 

ここは、牛革と鹿革の違いを実感しやすいポイントです。

 

鹿革は軽やかに使いやすい

次に感じていただきたいのが、軽さです。

 

革製品を購入するとき、

意外と見落としがちなのが「製品そのものの重量」

 

店頭で少し持っただけなら気にならなくても、

バッグを一日持ち歩くとなると話は変わります。

 

財布。

スマートフォン。

ペットボトル。

パソコン。

荷物を入れていくと、当然バッグは重くなります。

 

そこにバッグ本体の重量まで加わるため、

毎日使うものでは素材の軽さが大きなメリットになることがあります。

 

鹿革は、革の質感を楽しみながら比較的軽やかに使えることが魅力。

 

LEATHERECTIONでも、バッグだけでなく

サコッシュやネクタイなど

身体に身に着ける製品に鹿革を使う理由の一つが、この軽さです。

 

「柔らかい=弱い」ではない

Two men in smart-casual outfits standing side by side: left in cream shirt, dark tie, navy cardigan and khaki pants; right in blue shirt, brown tie, navy blazer and beige pants.

ここでよくある疑問があります。

 

「鹿革って柔らかいなら、破れやすいんじゃないの?」

 

確かに、柔らかい素材というと、

なんとなくデリケートな印象がありますよね。

 

ところが鹿革は、柔らかさだけが特徴ではありません!

 

繊維が細かく複雑に絡み合う構造を持つとされ、

しなやかさと強さを兼ね備えた革として知られています。

Several leather strips in brown, tan, dark brown, navy, purple, and black laid out on a wooden surface, showing different colors and textures for crafting or upholstery.

鹿革が昔から衣類や袋物、武具など幅広い用途に使われてきた背景にも、こうした性質があります。

 

柔らかく身体に馴染む。

それでいて、実用品として使える丈夫さがある。

この組み合わせが鹿革の面白いところです。

 

鹿革は身体に馴染む感覚が面白い

鹿革ミニショルダーバッグ ファスナー

鹿革の良さを言葉で説明すると、

柔らかい。

軽い。

しなやか。

という言葉が並びます。

 

でも、実際に使ってみると、それだけでは少し足りないようにも感じます。

 

一番近いのは、

「馴染む」

という言葉かもしれません。

レディース 鹿革ミニショルダーバッグ 3SHOT

手に持つ。

肩から掛ける。

身体に沿わせる。

使う人の動きについてきてくれるような感覚があります。

 

硬く形を主張するというより、使う人に寄り添ってくれる。

 

だから、サコッシュやボディバッグなど身体に近い場所で使う製品とも相性が良いのです。

 

表情の変化にもそれぞれ個性がある

Side-by-side leather swatches: left new with even grain, right after about one year of use showing darker, shinier texture.

革好きの方にとって欠かせないのが、

経年変化。

 

牛革も鹿革も、使い続けることで表情が変わっていきます。

 

ただし、その変化の仕方は革の種類や鞣し、仕上げによってさまざまです。

 

牛革では、使い始めのハリが少しずつ馴染み、

艶が増していくような変化を楽しめるものがあります。

 

鹿革の場合は、もともとの柔らかさがさらに手や身体に馴染み、

使う人ならではの風合いへ変化していくところが魅力です。

 

どちらも新品の状態だけが完成ではありません。

使う時間そのものが、革製品の表情を作っていきます。

 

 

牛革しか使ったことがない人にこそ触れてほしい

私たちが鹿革をおすすめしたいのは、

牛革を否定したいからではありません。

 

むしろ、

牛革製品が好きな方にこそ、一度鹿革にも触れてほしい。

と思っています。

 

普段から革を使っている方だからこそ、

「こんなに違うんだ。」

と素材の個性を感じていただけるからです。

 

同じ「革」というカテゴリーでも、触り心地も、重さも、馴染み方も違う。

 

革製品の世界は、思っている以上に奥深いものです。

 

牛革には牛革の良さ。

鹿革には鹿革の良さ。

両方を知ると、革製品選びはもっと面白くなりますよ♪

 

北海道産エゾ鹿革という選択

鹿革の縫製

LEATHERECTIONが使用しているのは、北海道産のエゾ鹿革です。

 

北海道ではエゾ鹿の個体数管理が行われています。

 

そこでいただいた命を、食肉だけで終わらせず、皮も資源として活かす。

そして鞣し、革となった素材を、長く使える製品へ仕立てていく。

 

私たちは、そんなものづくりを大切にしています。

 

鹿革の魅力は、

「珍しい革だから」

だけではありません。

 

触れば感じる柔らかさ。

持てば感じる軽さ。

使えば感じる馴染みやすさ。

 

その一つひとつに、鹿革が長く使われてきた理由があります。

 

両方の違いを知ってこそ革を語れる

サコッシュ2カラー

牛革と鹿革。

どちらも魅力的な天然皮革ですが、その個性は同じではありません。

 

しっかりとしたハリや重厚感を楽しめる牛革。

柔らかく、しなやかで、軽やかに使える鹿革。

 

どちらが優れているのかを決める必要はありません。

 

大切なのは、

「自分がどんな革製品を使いたいのか」

ということです。

 

これまで牛革しか使ったことがなかった方が鹿革に触れて、

「同じ革なのに、こんなに違うんだ。」

そう感じていただけたら、私たちとしても嬉しいです。

 

革には、それぞれの良さがあります。

その違いを知り、自分に合った素材を選ぶ。

 

それも、良い革製品と長く付き合う楽しみの一つではないでしょうか。

 

 

このほか、ご質問があればいつでもお気軽にご連絡ください(^^)

 

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