命を無駄にしない。その想いが“上質”を生む。エゾ鹿革ミディトート誕生の裏

鹿メイン画像

こんにちは!

天然日本鹿革のレザレクションです。

 

 

Makuakeにてプロジェクト進行中の鹿革ミディトート。

 

 

狩猟から製作まで全て日本国内で行っており、

北海道の自然の中で生きたエゾ鹿の革を、

「無駄にせず、美しく生かす」

その信念から生まれたのが、

今回の天然エゾ鹿革ミディトートです。

 

今日はこのバッグが生まれるまでの物語、

そしてそこに込めた「人」と「自然」の想いをお届けします。

 


目次

1. “命を捨てない”という選択から始まった

北海道の森では、今も多くのエゾ鹿が生きています。



しかしその一方で、鹿の増加による森林被害は年々深刻化しています。

 

 

若木の樹皮を食べ、森の再生を妨げてしまう——

それを防ぐため、毎年約70万頭もの鹿が駆除されています。

 

けれど、そのうちの8割以上が廃棄されているのが現実です。

 



食肉にも、革にも、使われないまま捨てられる命。

私たちはこの現実を前に、考えました。

「せっかくの命を、最後まで美しく活かせないだろうか?」

その答えが、“エゾ鹿革”という素材を

新しい価値へと変えることでした。

 

このバッグは、ただの製品ではありません。

命の再生という物語そのものなのです。

 


2. 鮮度が、革の美しさを決める

鹿の後ろ姿

エゾ鹿革が持つ“柔らかく・強く・軽い”特性は、

鮮度の管理によって守られています。

狩猟バッグ

狩猟から2時間以内に皮を加工場へ搬入。



洗浄・血抜き・冷凍までを迅速に行うことで、

腐敗や硬化を防ぎ、革としての生命力を閉じ込めます。

 

このスピードを実現できるのは、

北海道各地のハンターたちとの信頼関係。



「命を無駄にしたくない」という同じ想いを持つ仲間がいてこそです。

 

革の鞣し

やがて皮は職人の手によって鞣(なめ)され、

軽く、しなやかで、艶のある“エゾ鹿革”へと生まれ変わります。

革を仕上げるたびに、職人はこう言います。

「まるで森の息吹が、革の中にまだ残っているようだ」

それほどまでに、命の鮮度を感じる素材なのです。

 


3. 「形に頼らず、素材で語る」──職人の挑戦

今回のミディトートは、

“シンプルで美しいバッグを作る”という一見簡単そうなテーマから始まりました。

 

 

しかし、装飾を削ぎ落とすほどに難しくなるのが革づくり。

 

形に頼らず、素材そのものの魅力で勝負する。

だからこそ、裁断・縫製・バランスの精度が問われます。

 

芯材は一切使用せず、

一枚革だけで立体感を出すため、

職人たちは厚みを0.1mm単位で調整しながら試作を繰り返しました。

 

革の持つしなやかさを最大限に活かしつつ、

荷物を入れても型崩れしない構造を目指す。

「柔らかさの中に“芯”を感じるバッグにしたかった。」

 

そう語るのは、製作チームの一人。

見た目はミニマルでも、

その裏には職人たちの“無数の手”と“時間”が詰まっています。

 


4. ミディトートのサイズと美学

「毎日持てるトートをつくりたい」



その想いから、ミディトートは誕生しました。

 

 

A4ほどでは大きすぎず、

小ぶりすぎて機能を犠牲にすることもない。

 

結果として生まれたのが、絶妙なミディアムサイズ

  • 高さ:約27cm

  • 横幅:約34cm

  • マチ:約12cm

  • 重さ:約250g(スエード)/約260g(ギン付き)

  •  

500mlのペットボトルが10本入る収納力がありながら、

持った印象はとても軽やか。

 

B5ノート、財布、ポーチ、スマホ、

そして水筒や折り畳み傘まで。

 

日常にも、出張にも、旅にもフィットするサイズです。

 

さらに底面は脇マチ構造にすることで、

革の自然な張りを活かしながら丸みを出しています。

 

机に置いたときのふっくらとした立ち姿こそ、

このバッグの美しさの象徴です。

 


5. “安心”という名のデザイン──鍵をつなぐレザーリーシュ

上品なバッグに、ほんの少しの“便利さ”を。

 

そんな想いから、内側に鍵用のレザーリーシュを付けました。

 

先端には金具のリングを装備。

鍵やスマートキーを付けたまま、

スムーズに取り出せるよう計算されています。

 

長さもちょうど、ドアの前で腕を伸ばせば鍵が届く距離

 

バッグの底を探って“あれ、鍵どこいった?”と焦ることもありません。

「上質とは、使う人の動きを美しくすること」

このレザーリーシュは、

そんなレザレクションらしい哲学を形にした小さなパーツです。

 


6. 鹿角のトグルが語る「命の続き」

ミディトートの開口部には、

エゾ鹿の角を使ったトグル(留め具)を採用しています。

 

実はこれ、今回初めて挑戦したデザイン。

もともと鹿角は硬く、加工が難しい素材です。

しかし、命をまるごと活かしたいという想いから、

職人たちはひとつひとつ削り、磨き、仕上げました。

 


7. 「森の恵みを、街へ。」──命がめぐるデザイン

レザレクションのバッグづくりは、

単なるクラフトではありません。

 

それは、自然との対話です。

 

鹿が暮らしていた森の香り、

風を受けて育った木々、

雪解けの湿度。

それらの記憶を宿した革を、

街の暮らしに溶け込むデザインへと変えていく。

 

このバッグを手に取ると、

どこか自然の息づかいを感じるのはそのためです。

「森から街へ、命をつなぐ」

それが、私たちレザレクションのものづくりの根底にあります。

 


8. 使うほどに“あなたらしさ”が宿る

経年変化 バッグ

鹿革の魅力は、使い込むほどに現れる経年変化です。

 

最初はマットで控えめな質感。

それが、手の温度と油分を吸い込み、

少しずつツヤを増していきます。

 

時間をかけて変わる色、

深みを増す風合い。

それはまるで、持ち主の人生を刻む記録のよう。

 

スエードタイプ(グレーブラウン・キャメルブラウン・グリーン)なら、

柔らかく穏やかなエイジングを楽しめます。

 

ブラックのギン付き(ツヤあり)タイプなら、

フォーマルな光沢が年々上質さを増していきます。

 


終わりに

エゾ鹿革ミディトートは、

北海道の森が生んだ“命のかけら”を形にしたバッグです。

 

見た目の美しさだけでなく、

使うたびに自然と心が整うような感覚。

 

それは、素材に宿る生命の記憶を感じるから。

 

「上質とは、命に誠実であること」

 

このバッグを手にした瞬間、

あなたもきっと、その意味を感じていただけるはずです。

 

 

現在Makuakeにてプロジェクト進行中!

ぜひこの機会に鹿革の魅力に触れてみてください♪

 

 

このほか、ご不明な点など

ご質問があればお気軽にご連絡ください(^^)

 

 

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