こんにちは!
天然日本鹿革のレザレクションです。
「軽くて柔らかいのに、上品に見えるトートが欲しい」
そんな声に応えて誕生したのが、天然エゾ鹿革のミディトートです。
このバッグは、ただの“新作”ではありません。
私たちがこれまで培ってきた、素材への理解と美しさへの探求を結晶化した、
いわば“レザレクションの哲学を体現するトート”です。
余計な装飾を削ぎ落とし、革そのものの存在感を生かす。
見た瞬間に「美しい」と感じ、使うほどに「心地よい」と思える。
そんな引き算のデザインを追求しました。
目次
デザイナーが語る、“余白のあるデザイン”
今回のデザインを手掛けたのは、
鹿革蝦夷地(ろっかくえぞち)代表・伊東淳一氏。
フランスで革の仕入れと素材研究を重ね、
日本のセレクトブランドで企画・デザインを担当した経験を持つ伊東氏が目指したのは、
「持つ人の所作が美しく見えるバッグ」。

持ち手の長さ、縫い目の角度、底の膨らみまで、
0.1ミリ単位で調整されたフォルムは、まるで一枚の彫刻のよう。
無駄のないシルエットの中に、確かな温もりと緊張感が宿ります。
一枚革で仕立てるという挑戦

このバッグは、裏地をつけず、一枚のエゾ鹿革だけで仕立てています。
それは単なる“軽量化”ではなく、革の生命をそのまま感じてほしいという想いから。


裏地を省いた分、縫製には高い精度が求められます。
通常の縫い方では、裏側にしわや波打ちが出やすいため、
職人が一針ごとにテンションを調整しながら縫い上げます。

その結果、革のしなやかさを損なわず、内側まで美しい仕上がりに。
まるで“革が呼吸しているような感覚”を味わえるのです。
360度どこから見ても美しいバランス

ミディトートを手に取ってまず感じるのは、形の完成度。
縫い目が少なく、どこから見ても流れるようなシルエット。
バッグを置いたときに自然にできる、底面のふくらみさえもデザインの一部です。


「飾らない美しさ」「自然体の上品さ」。
その両方を追求した結果、アウトドアにもフォーマルにも映えるトートが誕生しました。
革そのものを“感じる”ためのディテール

鹿革は、繊維が非常に細かく、しっとりとした独特の手触りが特徴。
今回のトートでは、その質感を最大限に生かすために、
芯材を使わず、革本来のやわらかさでフォルムを保つ構造にしています。
指先で触れるたび、吸い付くような感覚。
革が手の形に馴染み、時間とともに自分の一部のように育っていく。
「革を使う喜び」を、ダイレクトに感じられるバッグです。
鹿角トグルが語る“素材の循環”

開口部を閉じるトグルには、エゾ鹿の角(しかづの)を採用。
ひとつひとつ形や模様が異なり、自然素材ならではの表情を見せます。

シンプルなデザインの中で、このトグルだけが静かに存在を主張する。
それは、“命を活かす”というブランドの象徴でもあります。
鹿革、鹿角、そして職人の手。
そのすべてが繋がり、ひとつの美しい循環を生み出しています。
カラーバリエーションが生む印象の違い

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スエード(グレーブラウン/キャメルブラウン/グリーン)
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やわらかな質感と落ち着いた色味が特徴。自然な温かみを感じられます。
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ギン付き(ブラック)
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革の表皮を残したタイプで、艶やかな光沢があり、フォーマルな印象に。
同じトートでも、仕上げの違いによってまったく異なる表情を見せます。
その日の服装や気分に合わせて選ぶのも楽しみのひとつです。
一生モノとして使い続けるために

エゾ鹿革は、天然の油分を豊富に含んでおり、
特別なケアをしなくても柔らかさが持続します。

濡れたときは軽く拭いて、自然乾燥するだけ。
それだけで長く、美しく使い続けられます。
正倉院には1300年前の鹿革製品が今も良い状態で残っている。
それほどまでに、鹿革は“時に強い素材”なのです。
美しさと機能性の調和

ミディトートは見た目の美しさだけではありません。
荷物をたっぷり入れても型崩れせず、
軽くて持ちやすく、どんな服装にも自然に馴染みます。

「気づけばいつもこのバッグを選んでいる」
そんな存在を目指してつくられました。
“引き算の中にある豊かさ”

シンプルであること。
余白を残すこと。
そして、素材に語らせること。
天然エゾ鹿革のミディトートは、
派手な主張ではなく、静かな存在感で人を惹きつけるバッグです。
長く寄り添い、共に歳を重ねる“一生モノ”。
それが、レザレクションが贈る新しい定番です。
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