エゾシカが増えすぎた日本。鹿革が「未来の素材」と呼ばれる理由

森の中
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こんにちは!

天然日本鹿革のレザレクションです。

 

 

突然ですが、あなたは「エゾシカが増えすぎている」という話を聞いたことがありますか?

 

 

実は今、日本の森は大きな問題を抱えています。

それは人間とも動物とも関わりの深い“エゾシカの増加”です。

 

ですが、この問題の裏には

「命が無駄に捨てられている現実」




そして、

「鹿革が環境と命を救う選択肢になり得る」

という、あまり知られていない事実があります。

 

難しい話はできるだけやさしく解説していきますので、

ぜひ最後まで読んでみてください。

 

鹿革に触れる時の見方が、大きく変わるはずです。

 


目次

■ 日本の森の“7割”を壊しているのはシカの食害

北海道の森

まず驚かれるかもしれませんが、

日本の森林被害の約 70% はシカによって起きています。

 

● シカは木の皮(樹皮)を食べる

樹皮をぐるりと食べられた木は、栄養を運べなくなり枯れてしまいます。

● 若い木の芽もすべて食べてしまう

芽が伸びる前に食べられるため、森が再生しません。

● 下草がすべて消え、土壌がむき出しに

土がむき出しになると、大雨で地面が流れ、土地全体が痩せていきます。

森は、本来「循環する生命の場」です。

しかし今、その循環が止まりつつあります。

 


■ なぜエゾシカは増えすぎてしまったのか?

鹿

理由はひとつではありません。


いくつかの要因が重なり合っています。


① 天敵がいなくなった

昔、日本には“狼”がいました。

しかし明治時代に絶滅してしまい、

エゾシカの天敵がいなくなりました。

② 温暖化で冬が越しやすくなった

北海道の冬が昔より厳しくなくなり、

エゾシカの生存率が大幅に上がっています。

③ 人間がつくった環境が“住みやすくなった”

農地や人工林がシカにとって栄養豊富な環境となり、

増加を後押ししてしまいました。

 


■ 年間70万頭以上が捕獲され、8割以上が廃棄されている現実

 

森林を守るため、国はシカの頭数調整を行っています。

その数は全国で年間70万頭以上。

 

しかし驚くべきはここからで、

捕獲された鹿の8割以上が、そのまま廃棄されているということです。

 

理由は、

  • 加工施設が少ない

  • 皮を活かす仕組みが整っていない

  • ジビエ文化が広がっていない

など、さまざまです。

 

本来なら、肉にも革にも角にも価値がある鹿。

それが “処理コストのかかる廃棄物” になっている現状は、見過ごせません。

 


■ ここで豆知識:本州鹿とエゾシカの違い

同じ「鹿」でも、革の質は大きく違います。

● 本州鹿(ニホンジカ)

  • 本州・四国・九州に広く生息

  • 体が比較的小さく繊細

  • 革は柔らかめで軽いが、個体差が大きい

● エゾシカ(北海道)

  • 体が大きく筋肉質

  • 厳しい冬を越えるため繊維が“密で強い”

  • 革にすると強度・しなやかさ・伸びのバランスが抜群

 

だから革職人の間では、「鹿革といえばエゾシカ」

と言われるほど評価が高いのです。

 


■ 鹿革を選ぶことは“環境保全のアクション”になる

鹿革を使うことは、単なる消費ではありません。


実は、次のような大きな意味があります。


① 廃棄されていた命を活かすことになる

本来捨てられてしまう皮が、


“価値ある革”として新しい命を持つことになります。

 

② 森林保全につながる

鹿革の需要が増えれば、捕獲後の処理が“廃棄”から“活用”へと変わります。

これにより森を守る取り組みが持続可能な形になっていきます。

 

③ 地域の仕事につながる

狩猟

北海道では、

  • ハンター

  • 食肉処理施設

  • 皮処理・鞣(なめ)し工場

  • 革職人やブランド など、多くの人がエゾシカに関わっています。

  • 鹿革の活用は、地域の経済循環にも大きく貢献します。

 


■ エゾシカの革には、“物語”がある

鹿革は、ただの素材ではありません。

 

その背景には、命と森と人のつながりがあります。

 

レザレクションが鹿革にこだわる理由は、

革として優れているからだけではありません。

 

  • 無駄にされてしまう命を救いたい

  • 森が壊れていく現実を変えたい

  • 日本の自然資源を大切にしたい

 

そんな思いを、革づくりを通して実現したいからです。

 


■ 鹿革は“未来の素材”

サステナブル(持続可能)という言葉が広がっていますが、

鹿革ほどその言葉が似合う素材はありません。

 

  • 捨てられる命を活かせる

  • 森林問題の解決につながる

  • 地域の産業を支えられる

  • そして革として非常に優秀

 

鹿革は、ただの商品ではなく、

未来の暮らしを良くする“選択肢” です。

 


■ まとめ

触覚/鹿との繋がりを感じる3

エゾシカ問題は、ただの環境問題ではありません。

  • 生態系

  • 森林

  • 地域

  • 私たちの暮らし

すべてがつながっています。

 

鹿革を選ぶという行動は、

そのつながりを大切にし、

未来のためにできる小さな一歩になります。

 

 

レザレクションは、これからも

「命を大切にし、価値ある形へとつなげる」

そんな革づくりを続けていきます。

 

 

 

 

このほか、ご不明な点など

ご質問があればお気軽にご連絡ください(^^)

 

 

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