こんにちは。
今日は2月13日(土)に東京の代官山で行われたイベントの様子を写真や音声を交えてお伝えします。
鹿を五感(視覚・嗅覚・触覚・味覚・聴覚)で表現し、
アートを通じて感じていただこうと、
『五感で包むシカの展示会』を行いました。
これは、「意味のある良いものを五感を通して伝えたい」と同じ志を持ったチームiTTOの活動です。
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目次
コーヒーでリセットしてスタートするゼロポイント
会場は古民家風の趣ある建物
まずは入口。
部屋の中に入る前に一度気持ちをリセットするために、
焙煎士がこの日のために準備したコーヒーを入れてくれます。
一滴一滴心を込めて入れたコーヒーです。
そして、気持ちをリセットさせたところで中に入ります。
まず見えるのが私たちの控室兼作業部屋。
音楽、映像、Webの作業をする部屋を飾り付けてお客様にも作業の様子を見ていただけるようにしました。
視覚「シカの空間」
中に進むと最初の広い部屋が表れます。
ここは視覚で北海道のオホーツクを感じる空間です。
床の上に置いている氷は本物のオホーツクの流氷。
北海道の網走にたどり着いた流氷を用意しました。
その下に敷かれているのは希少なアザラシの革です。
北海道北見の青空。
ブロックを組み合わせて作られた北海道の花。
嗅覚「オホーツク、今の香り」
ここではオホーツクにこの時期来ている流氷を
香りで感じることができます。
東京農業大学 北海道オホーツクキャンパスの先生と学生が流氷の香りを調合して作りました。
網走の流氷と海、そしてその香りです。
触覚「人との繋がりを感じる肌触り」
こちらが触覚で感じる部屋
鹿革で敷き詰められています。
部屋の中に入って鹿革を直接触って感じてもらいます。
柔らかく、しなやかで、人肌のようにしっとりとした感触を感じることができます。
聴覚「命と自然を包み込む音」
こちらが聴覚で感じる部屋
鹿のこと、鹿に対する想いを耳で聴き感じてもらいます。
こちらが実際に流れていた音声です。
味覚「シカとのつながりを感じるお皿」
そして五感の五つ目、味覚を感じる部屋。
部屋を暗くし、味覚だけに集中してもらえる空間にしました。
大井シェフによる鹿の希少部位の料理です。
シンプルな味付けは濃厚で豊かな味を感じることができました。
また、仕留めてから2時間以内に搬入され処理されたとても新鮮な肉は、臭みが全くありませんでした。
エピローグ「恵みの宴」
味覚で感じた後はお客様に中庭に移動していただき、日本酒・他の鹿料理をお楽しみいただきました。
「鹿は昔から福をもたらす神聖な動物として扱われてきました。
しかし、山の立木の樹皮や農作物を食べてしまうということで日本では害獣とされています。
害獣駆除のため年間数十万頭もの鹿が殺され、その費用は私たちの税金が使われています。
そして駆除された鹿のほとんどがそのまま捨てられているという現実があります。
このような現実がありますが、鹿は肉となり革となり、私たちの生活を豊かにしてくれます。
命に感謝し肉を食べ、革を使用することで命のサイクルが生まれます。」
コロナ渦での人数制限での展示会でしたが、おかげさまでご来場いただいたお客様ご満足いただけたとのお声をいただきました。
同時に、あまり知られていない鹿の現状、鹿について、五感を通して感じていただけたかと思います。
当日ご来場いただけなかったお客様には、
ライブ配信という形でご覧いただきました。
当日の様子、前日の準備の様子と、録画しておりますのでこちらからご覧ください。
→五感で感じるシカの展示会(動画)
鹿革製品販売サイト
→天然鹿革のレザレクション(Leatherection)