こんにちは!
天然エゾ鹿革のレザレクションです。
革製品と聞くと、
「高級」「特別」「扱いが難しい」
そんなイメージを思い浮かべる方も多いかもしれません。
確かに、革は長く使える素材であり、
同時に“選び方を間違えると負担になる素材”でもあります。
私たちは、そこにずっと違和感を覚えてきました。
革は、本来もっと生活に近い素材だったはず。
毎日使われ、手に触れ、暮らしの中で役割を果たすものだったはずです。
その答えを探す中で、私たちが辿り着いたのが
鹿革(ディアスキン) という素材でした。
目次
鹿革とは何かをあらためて整理する

鹿革とは、鹿の皮から作られる天然皮革です。
日本では古くから、武具・装束・袋物・手袋など、
実用性が求められる道具を中心に使われてきました。
鹿革の特徴を挙げると、
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驚くほど柔らかい
-
非常に軽い
-
引き裂きに強い
-
使い続けても硬くなりにくい
という点が挙げられます。
装飾性を優先して生まれた革ではなく、
使われることを前提に育ってきた革。
それが鹿革です。
鹿革の性能は、自然環境が生んだ必然

鹿は、平地だけで生きる動物ではありません。
山林、急斜面、雪深い環境、湿度の高い森、
そうした過酷な環境を日常的に移動しながら生きています。
そのため鹿の皮膚は、
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体の動きを妨げない柔軟性
-
外的刺激に耐える引き裂き強度
-
環境変化に対応する復元力
を同時に備える必要がありました。

鹿革の内部は、極細の繊維が複雑に絡み合い
コラーゲンによって強固につながった構造
になっています。
この構造こそが、
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軽いのに破れにくい
-
柔らかいのに腰がある
-
長く使っても劣化しにくい
という、鹿革ならではの特性を生み出しています。
鹿革は“実用革の完成形”に近い

多くの革は、
重さ・硬さ・水への弱さ・メンテナンス性
といった課題を抱えています。
鹿革は、それらを非常に高いレベルでクリアしています。
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軽量で、長時間使っても疲れにくい
-
雨や湿気に神経質になりすぎなくていい
-
乾燥によるひび割れが起こりにくい
-
頻繁なオイルケアを必要としない
「革製品=気を遣うもの」という固定観念を
鹿革は静かに裏切ってくれます。
私たちは鹿革を、
“革好きのための革”ではなく
“生活のための革”だと考えています。
なぜ今、鹿革を広めたいのか

鹿革を語る上で、避けて通れない現実があります。
日本では現在 生態系保全や農作物被害対策のため、
多くの鹿が駆除されています。
しかしその中で、
皮が革として有効活用される割合はごくわずかです。
多くの皮は価値を見出されることなく廃棄され、
処理には公的なコストがかかっています。
素材として見れば、非常にもったいない状況だと言わざるを得ません。
鹿革を使うことは、
この現状に対する一つの、静かな答えでもあります。
鹿革は「命を活かす素材」
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鹿革は、畜産の副産物ではありません。
自然の中で生き、役割を終えた命から生まれる素材です。
だからこそ私たちは、
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一時的な消費で終わらせない
-
長く使われる形にする
-
きちんと価値を伝える
ことを大切にしています。
鹿革を選ぶことは、単なる素材選びではなく
命をどう受け取り、どう未来につなげるか
という意思表示でもあると考えています。
エゾシカと本州鹿の違いとは?
鹿革とひと口に言っても、
実は「どの鹿から生まれた革なのか」によって
その表情や性質には違いがあります。
日本で鹿革として使われる鹿は、主に
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エゾシカ(北海道)
-
本州鹿(ニホンジカ)
この2種類です。
エゾシカの特徴

エゾシカは、北海道の厳しい自然環境で暮らしています。
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冬は氷点下
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雪深い地域
-
広大な森林や原野を長距離移動
こうした環境で生き抜くため、
体格が大きく、皮も比較的厚めなのが特徴です。
エゾシカ革には、
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繊維がしっかりしている
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引き裂きに非常に強い
-
一枚革として使いやすい面積
-
柔らかさの中に「芯」がある
といった傾向があります。
触ると柔らかいのに、どこか安心感のあるコシ。
これがエゾシカ革ならではの魅力です。
本州鹿(ニホンジカ)の特徴
一方、本州鹿は比較的温暖な地域で生息しています。
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山林中心
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積雪量が少ない地域も多い
-
行動範囲は比較的コンパクト
そのため体格はエゾシカよりやや小ぶりで、
革も 薄く、きめ細かい 傾向があります。
本州鹿革は、
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非常に柔らかい
-
しっとりとした質感
-
繊細で軽やかな印象
が特徴で肌に直接触れるアイテムに向いています。
優劣ではなく、個性の違い
エゾシカと本州鹿の違いは、
良し悪しではなく 個性の違い です。
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耐久性や存在感を重視するならエゾシカ
-
軽やかさや繊細さを求めるなら本州鹿
どちらも鹿革であることに変わりはなく共通して
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柔らかい
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軽い
-
引き裂きに強い
-
使い込んでも硬くなりにくい
という鹿革ならではの特性を備えています。
サステナブルという言葉より、現実的な選択を

「サステナブル」という言葉は便利ですが、
時に中身が伴わないまま使われることもあります。
私たちが考える持続可能性は、もっと現実的です。
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無理なく使える
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自然に長く使い続けられる
-
結果として廃棄が少ない
鹿革は、努力しなくても
この条件を自然に満たしてくれます。
鹿革を選ぶという、静かな価値観

鹿革は、派手さで語られる素材ではありません。
しかし、使う人の生活には深く入り込みます。
気づけば、
「これが一番使いやすい」
「これが一番落ち着く」
そう思わせてくれる存在になります。
私たちは、
本当に使える革を正直に伝えたい。
それが、LEATHERECTIONが
鹿革を選び、広め続けている理由です。
このほか、ご不明な点など
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